わたしたちの取り組み
市民参加型 森林バイオマスエネルギー事業
エネルギー循環と経済循環のしくみ
グリーンパワーうんなんには、自らの山を中心に森林整備を行っている約400人の雲南市民の皆様が、グリーンパワー仲間として登録をしてくれています。このうち毎年、約120人の方が、グリーンパワーうんなんが管理するストックヤードに木材を搬出してくれています。
グリーンパワー仲間の皆さまには、
木材1トンあたり6,000円(現金2,000円と地域通貨「里山券」4,000円分)をお渡ししています。
その里山券は、雲南市内の「里山券取扱店」で使っていただけます。2021年4月時点で、112店舗が取扱店として登録されています。
1トンにつき
現金2000円
と
里山券4枚(4000円)
に交換
里山券取扱店
市内112店舗の里山券取扱店で使用できます
2021年4月現在
市内のチップボイラー
に供給し
公共施設熱エネルギー
として使用
里山券を利用し
暮らしに役立ちます
<供給施設>
波多温泉「満壽の湯」
三刀屋健康福祉センター
木次町健康温泉「おろち湯ったり館」
雲南市庁舎
雲南市立病院
加茂B&G海洋センター
エネルギー循環
経済循環
登録者の高齢化、伐出する木の作業性の低下、登録者の山林の整備終了などにより、少しずつ木材の排出量が減っています。
今後、安定的な原木量を確保するためには
●登録者を増やす
●グループでの活動を増やす
●林業技術のレベルを上げる
●作業道整備を進める
●重機の利用を進める
などの対策をとる必要があると考えています。
その中でも、チェーンソーに興味をお持ちの方や既にチェーンソーを使って作業を行っている方たちには、新たに登録者になっていただくための登録者講習会を開催しています。また、既に登録者になっている方には、林業技術のレベルアップのための林業技術講習会を行っています。実践的に行う講習として、グループに対する伐倒・搬出講習が有効で、ロープやPCウィンチ、軽架線キットなどを用いることで、木材の搬出作業は格段に効率が良くなります。効率が良くなることは、森林整備活動へのモチベーションアップにつながり、木材の搬出量の増加につながると考えています。